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摺動性、耐焼付き性向上
WPC処理は目的に応じた材質の微粒子(20~200μm)を圧縮性の気体に混合して高速衝突させる表面改質技術です。
これにより、金属表面の温度をA3 変態点以上に上昇させる熱処理効果(極微小時間で急熱・急冷を繰り返す)と鍛錬効果による加工強化が同時に行われ、表面層の残留オーステナイトの加工誘起マルテンサイト化や、金属組織の微細化・硬度上昇・圧縮残留応力の付与により、緻密で靱性に富む組織が得られ、疲労強度を大幅に向上させます。
さらに金属表面にマイクロディンプルが形成されることで、油膜保持性が向上し、摺動部の摩耗を防止するため、機械部品、金型、切削工具などの強度と機能を向上させる表面改質加工技術として、幅広い分野で利用されています。
